新入社員研修にもこだわるセリオ
みなさんは、「新入社員研修」にどんなイメージを持っていますか?
・学校での授業のように、講師の話を聞きながら学ぶ
・実際の現場に出て、先輩の動きを見ながら学ぶ
・社会人としてのマナーを学ぶ
色んなことを想像すると思います。
私たちセリオは、言わずもがな「ITの会社」です。
それも「こだわり強めなITの会社」。
だからもちろん、新入社員研修にもこだわります。
こだわり強めなセリオが大切にしていること。
それは、社員一人ひとりが本当の意味で「活躍するエンジニア」になることです。
「活躍するエンジニア」とは、常に何が正しいかを自分で判断し動ける人。すでに持っている技術に甘んじることなく、新しくてオモシロイことを見つけるアンテナを張り巡らせている人。好奇心を忘れず、いつもワクワク学び続けている人。こんな人たちではないかと考えています。
だからこそ、新入社員研修ではまず、「つくる技術」と「学びとるチカラ」を習得できることにこだわりを持っています。
実践で活かせる、「つくる技術」
新入社員研修は、集合研修とOJT研修のフェーズに分かれています。
集合研修では社会人やエンジニアとしての基礎を学び、OJT研修では配属先で実際の業務に近い形でエンジニアとしての仕事を学びます。
集合研修では、座学での学びはもちろんですが、ハンズオンを取り入れることにより、インプットしたものをアウトプットすることができるので、より深い知識の習得へ繋がります。
そのため、研修をする前に持っていた「システムを開発する。」という漠然としたイメージが、具体的なイメージへと変わっていくのです。
(2022年度新入社員研修でのハンズオン)
・Pythonでコードを書き、ドローンを思い通りに操作してみる
・SQLで、データベースを管理するソフトウエアを操作、制御してみる
・フレームワーク(Angular、.NET Core)を使い、フロントエンド側とバックエンド側それぞれを開発し、TODOアプリを作ってみる
(2022年度新入社員の声)
・簡単なものですが、自分で書いたプログラミングでドローンが動くということに感動しました。これからはもっと大変なことや苦労があると思いますが、モノづくりの楽しさを忘れずに頑張りたいです。
・バックエンドについて座学で学んだ際、日常的に触ることがないので実感が沸かないため、なかなか理解できずしんどいなと思った。しかし、ハンズオンで実際にUMLについて触って学習することで理解でき、身についたと感じた。
集合研修が終わり、各部署に配属されOJT研修が始まると、実際のプロジェクトのプロトタイプを使い、プログラムを書き、正しく動くかのテストを行います。
集合研修で学んでいた一般例ではなく、実際に使われているシステムのプロトタイプを使うことによって、よりリアルなシステム開発の一端に触れることができ、実践で活かせる「つくる技術」の習得が可能になります。そして、プロトタイプを使っていることで、すでにソフトウエアの構造や動作を理解できているため、大きな壁を感じることなく、すんなりと仕事をスタートすることができるのです。
新しい技術を「学びとるチカラ」
IT業界では、「ウォーターフォール型開発の手法を使った、モノリシックな大規模システム」が当たり前だった時代から、「アジャイル型開発の手法を使った、マイクロサービス化」へと大きな変化が起こっています。
DX、2025年の崖、デジタルツイン、クラウドコンピューティング・・・
数年前には一部のエンジニアしか知らなかった言葉が、今では誰もが知っている共通言語になりつつあります。
IT業界が変化をし続けているのなら、新入社員研修もそれに合わせて内容を変化させることが必然とセリオでは考えます。
(2022年度新入社員研修で導入した技術)
・「ネットワークや仮想化技術」の基礎から、クラウドネイティブなアプリを実行させるための土台となる知識の習得
・コンテナ技術のデファクトスタンダードでもある「Docker(ドッカ―)」を使い、仮想環境上でのシステム開発を体験
・迅速なアジャイル開発を支援してくれる「DevOps(デブオプス)」を取り入れ、チーム開発を体験
聞いたことのない技術や手法で、少し身構えるかもしれません。
でも、新しくて、知らなくて、分からないことも、好奇心を持って学びとろうとすれば、自ずと「活躍するエンジニア」への道が拓けるはずです。
そして、セリオには新しい技術の研究開発を行うことを使命とした部署「先端技術R&D部」があります。新入社員研修では、ここに所属する精鋭エンジニアたちが講師となり、新しい技術についての学びを確立させています。
新しい技術は、世の中にすでに浸透している技術や手法のように、参考教材が揃っていたり勉強のやり方が確立していたりすることは少ないはずです。その中で、分からないことを調べ、解を出していくには「学びとるチカラ」が必要不可欠です。
新しい技術に精通した講師陣は、新入社員たちの質問に対して簡単に答えを教えるのではなく、調べ方のヒントやポイントを教えています。そんなやり取りをしているうちに、自ら調べる方法を工夫したり、調べた内容が本当に正しいのかを検証したりと、試行錯誤を繰り返すことが当たり前になり「学びとるチカラ」が少しずつ成長していきます。
こうなると、新しい技術が次々と出てこようとも、それがどんなに難題だとしても、好奇心を持って学びとろうとする行動が当たり前になり、3年後、5年後のセリオスタンダードが底上げされていくことになるのです。
(2022年度新入社員の声)
・自分で考えたやり方では完成することができなかったので、講師にヒントをもらいやっと完成することができました。自分一人でもしっかりプログラムが書けるように予習、復習をしているうちに、今日初めて自分で計画したコードが書け、ちゃんと動きました!始めて一人でできたので嬉しかったです。
・作ったシステムの動作確認を様々な方向からテストをしていると、今までになかったエラーが出てくる。繰り返しプログラムの修正をしていると、問題を理解して解決できるまでが今までに比べて早くなったなと感じた。
・これまでのプログラミングとは少し毛色が異なる実習(フロントエンドとバックエンドの結合、クラウド、コンテナオーケストレーションシステム、CI/CDなど)では、これまで経験したことのないような作業も多くかなり大変だった。ただ、勉強したいけどなかなかきっかけがなくて勉強できなかったことなので、とてもいい経験になった。
毎年、見直す
新人研修のカリキュラムは、毎年見直しをしています。
それは、変化の激しい業界だからこそ。
変化していくトレンド、手法、技術に対して常に敏感であり続け、今、伝えるべきことは何か?学んでもらうべきことは何か?を考えることを止めません。
「今、何がベストなのか?」
そう試行錯誤しながら、これからも新入社員研修にもこだわりを持ち続けたいと思っています。