社員紹介
技術を追求し、極める。
プロフェッショナルという役割
MEMBER
S.M
- ■2017年入社
- ■エンジニアリングソリューション本部
- ■岡山大学大学院
- ■自然科学研究科 博士後期課程 卒
技術を追求し、極める。
セリオには、技術に没頭し、技術を追求するプロフェッショナルという役割があります。
一般的な会社でキャリアアップといえば、部下を持ちチームをマネジメントしていく、いわゆるマネージャーの役割に就くことかもしれません。それも10年、20年と年数を重ねていけばたどり着けるポジション、というイメージがあるのではないでしょうか。
セリオには、マネージャーの選択肢だけでなく、とことん技術を追求するプロフェッショナルの選択肢もあります。
私は入社4年目にして、プロフェッショナルという役割につきました。
技術に没頭できる役割があることで、勉強に時間を費やすことができ、難しい技術に挑戦することができています。
私のように、技術が好きでとことん突き詰めたい人にとっては、そういった環境があることはとても幸せなことで、今の仕事はまさに天職だなと感じています。
これまでのキャリア
入社してすぐに、工作機械の動きを計算するソフトウェアの開発に携わりました。
(工作機械とは、鉄などの金属を加工するための機械のことです。)
私がその案件に加わったときには、既にスケジュールが大幅に遅れており、予定にない機能が追加されるなど、いわゆる炎上している案件でした。
周りの先輩たちは既にたくさんの業務を抱えており、新人の私がソフトウェアのコアとなる部分を担うことになりました。
元々小学生の頃からパソコンに興味を持ち、中学生の頃には独学で3Dグラフィックスを勉強し、プログラミングを趣味としていたので、技術的には無理難題ではありませんでした。
また、大学は物理学を専攻しており数学も得意だったため、数値計算に必要な知識を持ち合わせていました。そんな経験があったから、新人である私でもコアな部分を任せてもらえたのだと思います。
それでも、この時は大変でしたね。
大変な思いはしましたが、ソフトウェアのコア技術の仕組みを知ることができ、知識の幅が広がったので、いい経験をさせてもらえたなと思っています。
炎上案件のおかげと言ってはなんですが、新人の早いうちから技術を発揮する機会が多くあり、それにより評価が上がったことで、より難易度の高い案件にも携わっていくことができました。
次に携わった案件は、工作機械で加工した製品を計測するソフトウェアの開発でした。
これまでは、工作機械で作った製品は、専用の測定機に移動して測定しなければならなかったのですが、それを工作機械上で計測できるようにするという、まだ世の中にない技術への挑戦でした。
工作機械上で計測できると何がいいかと言いますと、計測する製品は何十キロもの重さがあり、専用の機械に移動させるだけでとても大変です。また、計測後にもう一度加工が必要となれば、工作機械に戻さなければならず、労力も時間もかかります。工作機械上で計測することができるようになったことで、移動などの時間が不要になるだけでなく、工作機械に戻すときの製品の位置のズレがなくなり、より正確に加工することができるのです。
私は、この技術の計測器を制御する部分と、得たデータを計算する部分のソフトを担当しました。
計測器の制御ソフトでは、3Dスキャナーを製品の表面に沿って自動で動かしスキャンできるようにしたり、データを計算するソフトでは、製品の形状と理想的な形状の誤差を計算する機能を作りました。
未知の技術だったため、社内に聞けば答えてくれる人はもちろんいません。
計測する製品の形状は、需要が多いことから歯車を対象としていました。
歯車は、数ミクロンの精度が性能に影響してくるため、高い精度で測定する必要があります。
性能を高めるために考案されている歯車に関する論文を読み、設計値などからCADモデルを作るためのプログラムを作成するなど、0から自分で勉強し、試行錯誤を重ねていきました。
ときには、英語で書かれた資料を参考にすることもありましたが、幸いにも、私は大学院でずっと研究を行っており、その際英語の資料や論文に触れる機会が多くあったので、英語の資料を読み解くことができました。また、何をどう調べれば自分の知りたいことにたどり着けるのかなど、資料の調べ方も知っていたので、そういった知識や習慣はとても役に立ったなと感じます。
そして、努力を重ねていった結果、自分でアルゴリズム(計算方法)を勉強して作成したプログラムが実際の製品に採用されました。
そのプログラムにより、処理速度を1000倍以上高速化させることができたのです。
処理速度が上がってたくさんのデータを扱えるようになれば、実際に作った製品のどこが削りすぎていて、どこが削り足りないかが一目で分かるようになります。
製品を作っている人たちはこの結果を見て、加工の仕方を修正することができるようになり、製品の精度向上につながります。歯車の場合は、精度を高めると動きが滑らかになり、効率が上がるだけでなく、寿命も伸びるのです。
これが採用された時は、とても誇らしい気持ちになりましたね。
そして、向き合ってきた技術と成果を評価してもらい、入社4年目の時に、社内では異例と言われる速さでプロフェッショナルという役割に抜擢されました。
キャリアアップに勤続年数が一切関係しないという実例になれたかなと思います。
今後も、ここ岡山で、今取り組んでいるような世界最先端のソフトウェアの開発に携わっていきたいと思っています。
仕事のココがおもしろい!
岡山にいながら世界最先端のソフトウェア開発ができ、まだ誰もやったことのない未知の技術にたくさん出会える。そんな面白い仕事です。
「これまでのキャリア」の中で携わった案件について紹介しましたが、工作機械で加工した製品を計測するソフトウェアでは、設計データとのずれを1ミクロン(1ミリの1000分の1)単位で評価していきます。
これにはかなり難易度の高い数値計算技術が必要であるため、日々知識の習得や新しい技術の獲得に励んでいます。
新しいことへの挑戦のためのTrial and errorは、ネガティブな気持ちなど一切なく、むしろ難解に挑み達成感を味わうパズルと同じ面白さを感じることができるんですよね。
これからも、今まで不可能だった精度を可能にしていくために、0から自分で考え、試行錯誤を続けていきたいと思います。
セリオでの「プロフェッショナル」という役割
セリオには、プロフェッショナルという、技術が好きな人にとってとても幸せな環境があります。
私は、これからもまだ誰もやったことのない技術に挑戦しながら、技術の幅を広げていきたいと思っています。
そして、このような仕事の面白さを共有し合える仲間を増やしたいと以前から考えていました。
何度か社内に向けて、私の勉強してきたことや経験を伝える時間を設けてきましたが、プロフェッショナルという役割に就き、自分の技術を認めてもらえたことで、私の言葉にも説得力が増したと思っています。
なので、今後もこのような機会をどんどん作っていけたらと考えています。
セリオは、強みやありたい姿に合わせてキャリアチェンジが可能なので、少し先の未来にはマネージャーという選択肢もありかなと思っています。
でも今は、とにかく楽しみながら技術にとことん向き合い、極めていきたいですね。
キャリア
2017年4月 新卒でセリオに入社
工作機械の動きを計算するソフトウェア(CAM)開発に従事
2019年2月 工作機械で加工した製品を計測するソフト
ウェアの開発に従事することになり東京へ転勤
2020年7月 仕事を岡山へ持ち帰る
現在、自分の技術力を活かせる
難易度の高い数値計算を担当
- 2024新卒採用
- 2025新卒採用
- AI
- AR
- C#
- IoT
- Iターン
- Lightning Talks
- oVice
- Unity
- Uターン
- VR
- アジャイル
- アプリ
- インセンティブ制度
- インターンシップ
- オモシロイ
- キャリア紹介
- クラウド
- ゲーム
- こだわり
- システムエンジニア
- システム開発
- セリオ
- デジタルツイン
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- ドローン
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- 運動
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- 開発