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SERIO plus

社員紹介

意図せず転職?
環境の変化という経験

MEMBER

A.S

  • ■2019年入社
  • ■第一開発本部
  • ■岡山大学
  • ■工学部 化学生命系学科 卒

これまでのキャリア

新卒でセリオへ入社し6年を迎えました。
6年目というと若手社員は卒業ですが、中堅社員としてはまだまだ経験が至らない年数かもしれません。しかし、入社年数には関係なく、勤務しているのもずっと同じ会社であるにも関わらず、 「転職したの?」と思うくらいの変化や経験をセリオで味わっています。

入社してからは、世の中的にも社内的にもノウハウがあるウォーターフォールで、既に基盤構築してあるパッケージを使った開発を行いました。1年目は経験が浅いため、先輩や上司が作成した論理設計書を元に物理設計書の作成やプログラミング、単体テスト・結合テストを行いました。開発手法の特性としても、やるべきことも役割も明確化している点が特徴で、日々、目の前に提示された仕事に向き合っていました。そうした経験を積み上げて、2年目の後半には、小さな案件ですが、周囲にサポートいただきながら、PL(プロジェクトリーダー)的な立ち位置でプロジェクト管理も経験し、少し仕事ができている気分も味わえました。

3年目に新規案件へのオファーがあり、ほかの案件をやってみても面白そうかも?と思い、軽い気持ちで部署異動を受諾しました。その案件は、モノリスシステムをマイクロサービス化するといった、世の中的にも社内的にもノウハウの蓄積が少なく、誰がやっても解がない案件でした。仕事の進め方もアジャイルでサイクルを回すものだったため、部分的に作業すればいいものではなく、トータルで考えて進める必要があります。さらに、決まった役割もノウハウもなかったので、まさに手探りで進めながら、ノウハウも蓄積していかなければならない状態 でした。

意図せず転職(同じ会社なのに…)?

1、2年目は、入社後のOJTにより先輩や上司の元で技術を学ぶ過程で、メンバとの関係性を構築していきました。また、女性も多い部署だったので、案件がオモシロイというよりも、同じ部署の人と仕事するのが楽しい、という感じで過ごしていました。

3年目に参加することになった案件は、まだ社内にノウハウがない案件だったので、年齢や社歴といった経験は関係なく、スタートはみんな同じという状態でした。メンバは新しい顔ぶれとなり、能力が高い若手社員が集結して始まった案件に、途中から加わることになりました。男女比でいうと男性ばかりだったので、前の案件よりも少しむさくるしいと感じることはありました。笑 メンバに加わってからは、少し先にプロジェクトに就いていた後輩に仕事を教えてもらうことになりました。

仕事の進め方としては、1~2年目までは上司から与えられる仕事に対して、「与えれた仕事は必要なことだ」という「タスク」として仕事をしていました。誰が、どういった機能をつくるかなど、やることや必要なことが明確化されているので、タスクとして問題なく進めることができたのかもしれません。
しかし、新しい案件では、社内だけでなくお客様にも解がない状態だったので、ベストな方法や解を自分で模索する必要がありました。
そのため、その仕事の本質を探りながら、何をすればよいのかということを常に考えて取り組む必要がありました。そのことに気付くきっかけとなったエピソードがあります。ある日、指定されたフォーマットでの資料作成を依頼され、当時の私は、その依頼通りに作ったんですが、作成した資料は実は目的とはズレていて、最終的に作業自体が無駄になったということがあります。ほかにも、自分が作成したものに対して、「何を目的に作ったのか」、と聞かれることがあっても、ただ指示に従って作っていたため、質問に答えられずやり直しになることもよくありました。案件が変わった時は、今までとは異なる仕事の進め方に戸惑うことも多く、一緒に仕事をするメンバも変わってしまったことで、意図せず転職してしまったような感覚になっていました。

逃げるか。踏ん張るか。の選択肢。

転職したのか?と思うくらいの環境変化をどう受け入れたのか。

これまでは、仕事に対して、「与えられた内容は全て必要なこと」という考え方しか持っていませんでした。そのため、全体の目的をふまえて何が必要になってくるかを考えるなんて、自分には絶対できない!と思っていました。さらに、自分の考えの浅さに対して他のメンバから純粋に指摘されたり、「なぜ?」と問われる環境で、自分の不甲斐なさに心がボロボロになることもあり、環境が変わった直後は、自分には向いていない!もう辞めたい…と思うこともありました。
でも、メンバからの指摘やアドバスは、徐々にその通りだなと納得できることが多くなり、タスクとしてではなく、目的を考えながら取り組むことの重要性にも気づくことができました。

いっときはボロボロになってしまったけど、でも逃げなかった理由として、何か他にやりたいことも特になく。 特にこだわりがないなら、なんでもやってみたほうが得かな、という考え方 を性格的に持っていたので、自分の視野になかったことをやってみるキッカケとしてここで踏ん張ってみようと考えました。踏ん張ってみた先に自分の考えからは想像できなかったことになるかもしれない、と。

逃げずに踏ん張ってみたら…

新たな環境では、それまでの自分が経験していなかった、いろいろなことに挑戦させてもらいました。お客様と認識を合わせながらのDB設計、API設計、実装など、なんでもやりました。経験を積ながらノウハウを蓄積することで、何か問題が起こった時の対応や、お客様からのさらなる要望への対応検討もできるようになってきました。今では、メンバが修正した不具合や新機能についてのレビューを行い、お客様に対して状況報告を行ったり、その後の調整を行ったりもしています。できることが増えてくると、「考え続けていると、できるようになるのではないか」と期待もできるようにもなっています。無理やりにでも考え続けることで、成長できているなとも感じています。

そもそも、経験する前にいろいろ予測して対応できるタイプではなく、経験したことや失敗したことをもとに、どうしたらよかったのか、次同じようなことがあった時にどうするかを考えながら身につけていく方が向いている と思っていたので、自分のやり方と合っていたのかもしれません。環境の変化に適応したというより、気づいたら嫌ではなくなっていました。

また、これまでは人の意見を重視しつつ、人との調和の中で仕事をすることにやりがいを感じていて、将来的には上流工程の要件定義や管理系の直接人と関わりながらやっていける仕事がおもしろそうだなと思っていました。
でも、(社内転職をした)今では、新規案件の見積などでも、自分でいろいろ考えながら比較的自由にできることが面白そうだなとか、自分からタスクの仕様以外の部分でも提案できるようになりたいなとか、新たな仕事のオモシロさを感じることができています。

CAREERキャリア

2019年4月 新卒でセリオに入社 
製造業の調達システムの開発に従事

2021年2月 情報処理技術者(基本情報)取得

2021年4月 製造業のマイクロサービス化のプロジェクトメンバとしてDB設計、API設計、実装などに従事

2023年~ 同案件で、工数の概算見積や進捗管理などの管理系業務も担当  

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